漢方1年の自己経験

この1年間、自分で具合が悪くても全部漢方だけで乗り切れるかどうかを試してみた。なんとかなった。それぞれの効果を紹介しよう。

一番多かったのは、やはりカゼだった。だいたいは咽頭痛と鼻つまり程度であったが、私には「麻黄附子細辛湯マオウブシサイシントウ」がちょうどよかった。インフルエンザには幸か不幸か6年間かかっていないが、子供(小学生)がかかった時には「麻黄湯マオウトウ」はよく効いた。ちょっと治りが悪い時には、「補中益気湯ホチュウエッキトウ」を飲んでいるとそのうちに治ってしまった。時に頭痛があった時には、「川きゅう茶調散センキュウチャチョウサン」でまあまあよかった。咽頭痛がひどい時には、「桔梗湯キキョウトウ」がよく効いた。

花粉症の時に「小青竜湯ショウセイリュウトウ」を内服したことがあったが、私には麻黄附子細辛湯の方が効いた。

胃が重い感じの時もあったが、普段から「人参湯ニンジントウ」を飲んでいるので、痛みが強く出ることはなかった。頓服にも使えた。「安中散アンチュウサン」もよかった。

二日酔いの時には、「五苓散ゴレイサン」補中益気湯がよかった。次から飲酒前に飲んでいたら、二日酔いは軽くなった。

普段から人参湯をのんでいるせいか、全体の漢方内服の回数も多くはなかった。なにかで困った時にはだいたい補中益気湯を飲むことにしてるが、よく効いて本当にいい漢方薬だとつくづく思った。

家族や周囲の人にも、漢方をすすめているが、劇的に効いたりすると嬉しくなってしまう。このパターンは3−7日くらいで起こることが多かった。しばらくは、この世界から離れられそうもない。

最終更新日:2008年1月23